いかりや長介さんが、亡くなった。
訃報を知ったのは、娘のピアノの先生からだった。
「えっ」 次の言葉が見つからない。青天の霹靂とはこの事か。昨年、がんで入院していたのは知っていた。その後、復帰宣言していたのでもう大丈夫だろうと思っていが、まさかこんな事になろうとは・・・。
僕の年代で、ドリフターズを知らない人はまずいない。小学校時代は、ドリフターズを見て育ったと言っても過言ではない。毎週TVの前に釘付けだった。荒井注も元気で、「なんだ、バカヤロウ!」と吼えていた。毎回生放送の為、停電になる事もあった。セットがうまく作動しない事もたびたびだった。そんな時、長さんの機転によって、失敗が笑いの種になった。加藤茶や志村けんが、注目されたのも長さんがいたからこそなのだ。
ここ数年は、加藤茶や志村けんが、長さんの悪口や陰口を叩いて笑いを取っていたけど、彼は彼なりの方法でドリフを操縦していたんだと思う。あえて悪者になる事で、うまくバランスを取っていたんだね。気苦労が絶えなかったんだろうなあ。晩年は、ドラマでしぶい演技を見せていたけど、本当はドラマよりもお笑いで一生を終えたかったんじゃあないのかなぁ。ドリフの面々がそれぞれ自分の道を歩んだので、それは叶わなかったけど。僕も、ドラマでの長さんよりドリフでの長さんが好きだった。
今思えば昨年、ドリフ大爆笑のオープニングを撮りなおしたのは、既に死期を悟っていたからかも知れない?画面で見る長さんはあきらかに疲れていた。生気がなく、笑顔もなかった。実際、いっぱいいっぱいだったのかも知れない。死ぬまで働き続けた長さん、天国で安らかに眠って下さい。たぶん、加藤茶や志村ケンを天国から見守りながら
「だめだ、こりゃぁ。」
って言ってると思うけど。
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